弁護士法人アルマ福島県郡山市を拠点に活動しています。

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  1. 30代男性:信号のない交差点で出会い頭の事故による頚部捻挫で450万円を回収した事例

  2. 30代男性:助手席同乗中に追突を受けた事故による頚部捻挫、腰部捻挫で約290万円を回収した事例

  3. 50代男性:交差点における直進車と右折車の衝突事故による頚椎捻挫で290万円を回収した事例

  4. 60代女性:信号待ちで停車中、後方から追突を受けた事故による難聴に伴う耳鳴で410万円を回収した事例

  5. 50代女性:赤信号で停止中に、後ろから加害車両に追突された事故による頚椎捻挫等で約325万円を回収した事例

  6. 40代男性:赤信号で停車中に、後ろから追突された事故による頚椎捻挫等で約285万円を回収した事例

  7. 30代女性:道路の右側を進行中、加害車両が被害車両の右後ろに衝突した事故による頚椎捻挫、腰椎捻挫で約290万円を回収した事例

  8. 50代女性:右折のため停車していたところに追突を受けた事故による頚部捻挫、腰部捻挫で約235万円を回収した事例

  9. 20代男性:徒歩で横断歩道横断中に交差点を左折した車両が衝突事故による頚椎捻挫で270万円を回収した事例

  10. 50代女性:右折のため停車していたところに追突を受けた事故による頚部捻挫、腰部捻挫で280万円を回収した事例

  11. 20代男性:出会い頭に衝突した事故による頚椎捻挫で約300万円を回収した事例

  12. 50代男性:停車していたところ、ノーブレーキの車が衝突してきた事故による中心性頚髄損傷で約900万円を回収した事例

  1. 過払い金でお困りの方に、弁護士ができること

  1. 60代男性:労働災害により約5000万円を回収した事例

遷延性意識障害

遷延性意識障害と交通事故

遷延性意識障害とは、いわゆる植物状態のことをいいます。

①自力で移動ができない
②自力で食事ができない
③糞・尿を失禁してしまう
④目でかろうじて物を追うことはできても、それを認識することができない。
⑤簡単な命令にはかろうじて反応するが、自発的な行動ができない。
⑥意味のある発言ができない

このような状態が、3か月以上続いている状態の場合です。
遷延性意識障害の場合に、損害賠償できるのは、療費はもちろん、慰謝料、逸失利益、介護費用(数十年単位だと場合によっては、億単位の賠償金となります)、家屋改造費等があり、損害賠償金は多額になります。ただし、当然に多額になるのではないことはいうまでもありません(一般的には死亡の場合よりも多額になります)。住宅環境を整えること(滅菌対応の部屋にする、床ずれを防ぐベッド等)も重要な要素となります。

遷延性意識障害の被害にあった家族の方が知っておくべき3つの知識

1 遷延性意識障害とは何か?

遷延性意識障害(せんえんせいいしきしょうがい)とは,いわゆる「植物状態 vegetative state 」のことをいいます。「遷延」とは,ながびくことをいいます。つまり、交通事故による脳の損傷によって、意識障害が生じている状態、昏睡状態がいつまでも続いている状態をいいます。遷延性意識障害の定義については,日本脳神経外科科学会による定義(1976年)を用いるのが一般的です。正確には、植物状態の定義です。

通常の生活を送っていた人が脳損傷を受けた後で以下に述べる6項目を満たすような状態に陥り、ほとんど改善がみられないまま満三ヶ月以上経過したものをいいます。

遷延性意識障害になると,自分で体を動かすことができないので,身の回りのことはすべて介助が必要です。話すことも聞いて理解することも出来ず,自分で食事を採ることも移動することも出来ません。

ただし、脳死とは異なります。脳の機能が完全になくなっているわけではありませんので,昏睡や覚醒のリズムはありますし,排尿や排便も可能です。栄養状態を良好に保ち,褥瘡(床ずれ)や肺炎などの予防に配慮した医療を施すことで,長期に生存することも可能です。

遷延性意識障害の患者の方は,いくつかの医療機関を転々として,在宅介護に落ち着くケースが多いようです。病院は、保険点数との関係から、3ヶ月を目処に退院や転院を促すこともよくあるようです。

2 遷延性意識障害と回復可能性

遷延性意識障害の方のご家族が一番気になるところが、回復可能性があるかどうかと言う点だと思います。
これについては、様々な考え方があるようです。まずは、そもそも「認知機能がないことを確実に知るということはむずかしい」そうです。ですから、植物状態、遷延性意識障害と診断されても、そもそもその診断が誤りであるケースも見られるそうです。
また、外傷により遷延性意識障害と診断された場合では、その診断が正確になされた場合でも、1年程度の期間は、意識や認知機能が戻る可能性があるということです。時間が経過した後も、声をかけるとにっこりほほえむようになった、はい・いいえで回答出来るような質問には、指の合図で答えるようになった、などの回復が見られる場合もあるそうです。

3 遷延性意識障害とリハビリ

現時点では,遷延性意識障害に対して一律のリハビリ方法が決まっているわけではありません。それは,遷延性意識障害の患者様ごとで状態や状況が様々であり,リハビリをする環境も異なるためです。まだ、生命の危機にあり症状が安定していない状態の場合はいうまでもなく、大きな音や強い刺激は避けた方が良いと思われます。医師や病院のスタッフの方ともご相談の上、回復の希望を捨てずに続けることが大切と考えられます。

(1) ご家族による呼びかけ
呼びかけは,遷延性意識障害のリハビリの基本とされています。本人の反応を誘発するために行います。意識障害になっても,聴覚は最後まで残るといわれており,反応はなくても聞こえているそうです。
またこの呼びかける文句として,単に名前を呼びかけるだけよりも,具体的な呼びかけ(例:私が誰だかわかる?など)の方が,効果がみられるそうです。
さらに,患者様の方が「はい・いいえ」で答えられる質問をすると反応が見られることが多いようです。声を出すことができなくても、指の会津などで返事ができるかもしれません。笑顔が見られることもあるようです。なるべく大きな声でゆっくりと話しかけてあげてください。

(2)五感への刺激
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚から刺激を与えられるというものです。視覚刺激にはライトなどの明るい色のものを見せる等の方法があります。聴覚刺激では音楽を聞かせます。本人がもともと好きだった音楽や効果音のようなものが適しているようです。
また,音楽も,再生したり,停止したりとメリハリをつけると,より刺激があたえられます。触覚刺激は,肩をたたいたり,手を握ったり,マッサージなどで積極的に体に触れます。音楽をかけたり話しかけながら,聴覚と同時に刺激すると,より効果的のようです。
他にも,アロマや食事の香り等,様々な刺激を与えます。まばたきや表情の変化など,反応が見られることもあります。

(3) 体を起こす
健常者は眠るとき以外の多くの時間は頭側から足側へ重力を受けていますが,患者様は仰向けの場合,腹側から背側へ重力をうけることになります。そこで,他者の介助や機器を利用して,横にならない時間を作ります。
例えば,車いすに座ったり,ベッドから足を下して腰掛けたり,あるいは介助を受けて起立したりします。一定時間だけでも重力を正常な向きに受けることで本人を刺激します。

(4) 食事の訓練
意識障害であっても,下の奥を刺激すると嚥下反応が起きて水などを飲みこむことができます。頸部,顔面のマッサージ,舌・口唇の筋肉の刺激,下顎の開閉運動などを実施します。遷延性意識障害の方は,通常,胃ろうによる食事になることが多いのですが,嚥下訓練によって,ペースト状の食品の嚥下ができるようになるケースもあるそうです。

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  14. 後遺障害の診断名と傷病名

  15. 解決までの手続の流れ

    交通事故発生から、解決までの手続の流れは次のとおりです。